韓国で美容医療を受ける際に「もし医療事故が起きたらどうしよう…」、「手術が失敗したらどうしよう…」と不安に思ったことはありませんか?
韓国で美容医療を考えている方には、必ず知っておいてほしいのが”外国人患者受入医療機関”という制度。
この制度は、韓国が、国を挙げて医療観光を推進するなかで、外国人医療観光客のために作った制度です。
”外国人患者受入医療機関”の制度は、万が一、韓国で医療事故等が起きた際に、外国人患者に損害賠償等の対応をしてくれるなど、誠意のある美容クリニックであるかどうかを判断するために、非常に重要な材料になります。
外国人患者受入医療機関とは?
韓国政府が策定した外国人患者を最高の医療サービスで繋ぐための制度が、外国人患者誘致医療機関への登録です。
韓国では2009年から、保険福祉部による外国人患者受入の登録制度や、登録された全ての医療機関に医療事故賠償責任保険の加入を義務付けています。
外国人医療観光客に、美容医療を始めとする医療行為をする場合、外国人患者誘致医療機関として登録する必要があり、以下の条件を満たす必要があります。
外国人患者誘致医療機関への登録条件
- 常勤の専門医が1人以上いること
- 外国人患者向けの賠償責任保険に加入すること
医院、病院は1億ウォン以上・総合病院は2億ウォン以上
登録するためには、医療機関側がかなりのお金を出さなければなりません。
そのため、登録するための資金がなかったり、専門医がいなかったりという理由で、外国人患者誘致医療機関として登録をせず、不法で美容医療を提供している美容クリニックも多くあります。
外国人患者受入医療機関で美容医療を受けるメリット
外国人患者受入医療機関に登録された美容クリニックを選ぶメリットは大きく2つあります。
- 韓国政府が作った制度で、医療機関として信頼度が高い
- 専門医から施術・手術を受けられる
- 万が一、医療事故が起きた際には損害賠償を受けることができる
韓国政府が認めた、医療機関ということになるので、基本的には信頼度は高いです。
最近は、登録制度の条件をうまく誤魔化して美容医療の専門医でないのに、外国人患者受入医療機関として登録して、実際の診療は専門医資格を持っている診療科ではなく、美容医療を行うクリニックもあるので美容医療の専門医であるかどうかは、自分で事前に確認しておきましょう。
外国人患者受入とは具体的にどんなこと?
韓国語ができるからと、友人や家族、ネットで知り合った方の美容クリニックへ通訳同行したり、予約代行をしたりしている人はいませんか?
実は、その行為も不法になり得るので注意してください。
外国人患者誘致に該当する行為
- 美容クリニックでのカウンセリング、代理の診療予約、直接治療を施すこと
- 外国語ホームページを通じて、外国人患者に診療情報を提供すること
- 外国人対応人材の採用、宿泊や美容クリニックまでの交通等の便宜を図ること
外国人患者を受け入れる美容クリニックだけでなく、お客様を斡旋してサポートするエージェンシーも、”外国人患者受入事業登録機関”として国から認定される必要があります。
つまり、外国人患者受入事業登録機関としての登録なしに、美容クリニックでの通訳や予約代行をすることも不法になるのです。
くれぐれも、韓国語ができるからと、個人で美容クリニックの通訳や予約代行をしないように、そして利用する側は依頼しないように気をつけてください。
韓国で美容医療を受けるなら外国人患者受入医療機関で
あまり聞き慣れないであろう、外国人患者受入医療機関について説明をしました。
韓国で美容医療を受けてきたけど、今まで気にしてなったという方は、これらか注意してみるようにしてください。
まだ韓国で美容医療を受けたことがないという方は、美容クリニックを選ぶ際には必須の条件として入れておくと、美容医療に対する不安を軽減することができるでしょう。
美容大国と呼ばれる韓国、正しく美容クリニック選びをすることで満足のいく美活を体験してください。
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